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環境の違い

投稿日:2025年7月28日

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最近、ある外注サイトでとても優秀な方に業務を依頼しました。
プロフィールを見てみると、どうやら本業は大手企業の会社員で、副業として登録されているようです。

やりとりをしていても、仕事のクオリティ、スピード、コミュニケーションの精度、どれを取っても文句なし。「この人、会社でもたぶんエースなんだろうな」と感じる場面が何度もありました。

私はというと、会社員時代に特別なスキルがあったわけではありません。トップ営業になったこともありません。仕事のできる同僚は沢山いました。
ただ、行動だけは早かった。やってみる。決めたら動く。うまくいかなくても次を試す。
それだけで独立して、今もなんとかやってこれています。

しかし、今回改めて思ったのは、「能力が高く、かつ安定した会社に勤めながら副業もこなす人」が確かに存在するということ。そして、その人たちは、下手な独立組よりもはるかにスキルが高いこともある。

不動産業界は、いい意味でも悪い意味でも“気合と根性”で乗り切れるところがあります。
学歴も経歴もあまり問われず、とにかく動けば成果が出る側面がある。
私もそれに助けられてきた一人です

しかし、そういう環境にいると、他業種の「頭を使って成果を出してきた人たち」と接する機会が少なくなります。特に、保守的な大手企業の中で地道にキャリアを積み、論理的に思考し、丁寧に仕事を進めてきたような人と仕事をすると、そのレベルの高さに驚かされます。
短時間での本質的な理解力、資料の完成度、課題へのアプローチの角度。正直、こちらが学ぶことばかりです。

環境が違えば、鍛えられる力も違う。

自分が身を置いている業界や立場だけで世界を判断してはいけないなと、改めて思いました。
逆に言えば、そういう他業種のプロとスポットで組める今の時代は、本当にありがたいです。

自分にない視点やアプローチを補ってくれる外部の力をどう活かすか。
独立したからこそ、外との接点を持ち続け、環境の違いを活かすことが大事だと感じています。

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