コラム記事
区分マンション投資の罠 – 利益が出ない実態とは
公開日 2025年7月22日
最終更新日 2025年7月29日
タグ:初心者に多い失敗区分マンション投資は安定した収益源として注目を集めていますが、実態は複雑で多くの投資家が予想外の困難に直面しています。本稿では、区分マンション投資における利益創出の障壁と、その根本的な要因を分析します。
表面利回りの誤謬
多くの投資家が陥る最初の落とし穴は、表面利回りへの過度な依存です。7%といった魅力的な数字に惹かれがちですが、実質利回りは諸経費により大幅に圧縮されることを認識する必要があります。
空室リスクの現実
都市部における競合物件の増加に伴い、安定した入居者確保が困難になっています。特に単一物件投資の場合、空室期間中の収益ゼロは致命的な影響を及ぼします。
経年劣化と修繕費用の増大
築年数の進行に伴う大規模修繕や設備更新は、予想を上回る費用負担をもたらします。これらの支出は長期的な収益性を著しく損なう可能性があります。
不動産価格下落リスク
新築物件を中心に、引き渡し後の価値下落は避けられない現実です。これにより、売却時のキャピタルゲイン獲得が困難になるケースが増加しています。
期待を下回る投資収益
上記の要因により、多くの投資家が当初の期待を大きく下回る収益に直面しています。さらに深刻なケースでは、毎月の赤字補填が必要となり、投資の本質的な意義が問われる事態に至っています。
戦略的アプローチの必要性
区分マンション投資を検討する際は、表面的な数値のみならず、これらの潜在的リスクを綿密に分析することが不可欠です。慎重な物件選定と長期的視野に基づく運用戦略の策定が求められます。
区分マンション投資は依然として魅力的な選択肢の一つですが、その成功には従来以上の洞察力と戦略的思考が要求されます。投資家の皆様には、これらのリスク要因を十分に考慮し、自身の投資目標と照らし合わせた慎重な判断を下すことをお勧めします。適切なリスク管理と戦略的アプローチにより、安定した収益の実現が可能となるでしょう。
監修者

越川直之
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株式会社フィリアコーポレーション代表取締役の越川直之です。
当社は空き家や再建築不可物件、共有持分など、一般的に売却が難しい不動産の買取・再販を専門とする不動産会社です。
これまでに1000件以上の相談実績があり、複雑な権利関係や法的・物理的制約のある物件にも柔軟に対応してきました。
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