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カテゴリー:初心者に多い失敗

要注意!不動産投資の落とし穴 – 向かない物件選びの実例

公開日 2024年9月30日

最終更新日 2024年09月30日

不動産投資は、長期的な資産形成や安定収入の確保など、多くの方にとって魅力的な選択肢です。しかし、その成功の鍵は適切な物件選びにあります。投資目的と物件のミスマッチは、期待した収益が得られないだけでなく、長期的な負担となる可能性もあります。

老後の安定収入を目指すなら、リスクは最小限に

ある60代の投資家Aさんは、老後の安定収入を目的として不動産投資を始めました。しかし、利回りの高さに惹かれて築40年の物件を購入。予想外の大規模修繕や空室の長期化により、安定収入どころか赤字に陥りました。老後の安定収入を目指す場合、築浅物件や需要の安定したエリアの物件を選ぶべきです。修繕費用が予測しやすく、入居率も安定している物件が理想的です。

短期売却益を狙うなら、流動性を重視

40代の会社員Bさんは、3年以内の売却益を目指して地方の一棟アパートを購入しました。しかし、売却時に買い手がつかず、長期保有を余儀なくされました。短期売却を目的とする場合は、都市部の区分所有マンションなど、流動性の高い物件を選択すべきです。また、将来的な価値上昇が期待できるエリアや、再開発計画のある地域の物件も検討に値します。

節税効果を期待するなら、減価償却に注目

年収2000万円のCさんは、節税対策として不動産投資を始めましたが、土地持ち分の大きい物件を購入。建物部分の割合が小さく、期待していた減価償却費が少なかったため、十分な節税効果が得られませんでした。節税目的の場合は、建物価値の高い新築物件や、建物比率の高い物件を検討すべきです。特に、耐用年数の短い木造アパートなどは、大きな減価償却費が期待できます。

家賃収入増加を目指すなら、将来性のある立地を

30代の投資家Dさんは、将来の家賃収入増加を期待して人口10万人の地方都市の物件を購入しました。しかし、人口減少により家賃は下落の一途を辿りました。収入増加を目指す場合は、再開発計画のある都市部や人口流入が続くエリアの物件を選ぶことが重要です。また、交通利便性の向上が見込まれる地域や、大規模商業施設の出店計画がある地域なども有望です。

少額投資を望むなら、管理の手間と費用を考慮

20代のEさんは、少額から始めたいと考え、格安な古い戸建て物件を購入しました。しかし、予想以上に修繕費や管理コストがかかり、結果的に多額の追加投資が必要になりました。少額投資を目指す場合は、管理が容易な区分所有マンションなどが適しています。特に、信頼できる管理会社が付いている物件や、修繕積立金が適切に設定されている物件を選ぶことで、将来的な追加コストを抑えることができます。

投資目的に合った物件選びは、不動産投資成功の鍵です。ご自身の目的を明確にし、それに適した物件を慎重に選択することをお勧めいたします。

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