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カテゴリー:初心者に多い失敗
公開日 2024年9月30日
最終更新日 2024年09月30日
不動産投資は、安定した収益源として多くの投資家から注目を集めています。しかし、高利回りの誘惑に負けて冷静さを欠くと、思わぬ落とし穴にはまることも。今回は、高利回り物件に惹かれて失敗した投資家の実例を通じ、慎重な判断の重要性について考えてみましょう。
目次
35歳のAさんは、インターネットで見つけた栃木県の区分マンションに魅力を感じました。想定利回り60%という驚異の数字に惹かれ、現地確認もせずに即決で購入しました。
しかし、物件は駅から徒歩20分。周辺には深刻な駐車場不足の問題がありました。結果、1年以上も入居者が決まらず、家賃収入はゼロ。一方でローン返済や管理費などの支出は続き、赤字が膨らんでいきました。
「リフォームやチラシ配布など対策を試みましたが全く効果がなく、売却せざるを得ませんでした。購入価格を大きく下回る金額での売却となり、多額の損失を被りました」とAさんは振り返ります。
異常に高い利回りには必ず理由があります。冷静に分析し、リスクを見極めましょう。
ネット情報だけでなく、必ず現地を訪れ、立地や周辺環境を確認しましょう。
空室や修繕費など、想定外のコストも織り込んだ収支計画を立てましょう。
不動産投資の経験豊富な専門家の意見を積極的に取り入れ、より客観的な判断を心がけましょう。
長期の空室や急な修繕など、不測の事態に備えた資金を用意しておきましょう。
高利回りの誘惑は強く、冷静さを失わせる危険があります。しかし、不動産投資は長期的な視点が不可欠です。目先の利益に惑わされず、慎重な判断と堅実な運用を心がけることが、成功への近道となるでしょう。皆様も投資を検討される際は、くれぐれも慎重な姿勢で臨まれることをお勧めいたします。