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KNOWLEDGE

カテゴリー:物件選びの知識

ここに建てられる?用途地域の秘密で土地選びの達人に

公開日 2024年9月30日

最終更新日 2024年09月30日

土地を購入する際、「ここに何が建てられるのか」という疑問が頭をよぎったことはありませんか?実は、この答えを知ることが、投資の成功を左右する重要なカギとなるのです。

その秘密は「用途地域」にあります。用途地域とは、都市計画法に基づいて定められた、土地の使い方を決める制度です。全部で13種類あり、大きく「住居系」「商業系」「工業系」の3つに分類されます。

住居系

  1. 第一種低層住居専用地域:閑静な住宅街向け。高さ制限あり(10mまたは12m)
  2. 第二種低層住居専用地域:小規模な店舗も可能
  3. 第一種中高層住居専用地域:中高層マンションが建設可能
  4. 第二種中高層住居専用地域:大学や病院も建設可能
  5. 第一種住居地域:3000㎡以下のホテルなども可能
  6. 第二種住居地域:パチンコ店なども建設可能
  7. 準住居地域:幹線道路沿いの住宅地
  8. 田園住居地域:農地と住宅の調和を図る地域

商業系

  1. 近隣商業地域:日用品店舗が中心
  2. 商業地域:大規模な商業施設が可能

工業系

  1. 準工業地域:住宅と工場が混在
  2. 工業地域:主に工場向け
  3. 工業専用地域:住宅建設不可

用途地域を理解するメリット

用途地域は、自治体のホームページや窓口で確認できます。また、国土交通省のウェブサイトでも情報を得ることができます。不動産業者に問い合わせるのも一つの手段です。

投資の際は、単に利回りだけでなく、用途地域も考慮に入れましょう。例えば、ファミリー向け物件を考えているなら、学校建設が可能な地域を選ぶべきです。逆に、工業地域では住宅建設に制限がかかる可能性があります。また、用途地域は将来的に変更される可能性もあります。都市計画の動向にも注目し、長期的な視点で投資を検討することが重要です。

さらに、用途地域と合わせて、建ぺい率や容積率にも注目しましょう。これらの数値は、その土地にどれだけの規模の建物が建設可能かを示す重要な指標です。例えば、容積率が高ければ、より多くの賃貸可能面積を確保できる可能性があります。

用途地域の知識を武器に、より戦略的な不動産投資を行いませんか?土地選びの達人となり、投資の成功率を高めていきましょう。

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