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カテゴリー:物件選びの知識
公開日 2024年10月22日
最終更新日 2024年10月22日
収益物件を検討する際、レントロールは欠かせない資料です。しかし、その見方を誤ると大きな落とし穴にはまる可能性があります。今回は、レントロールが明かす7つの重要な注意点をご紹介します。
同じ物件内で賃料に大きな差がある場合、市場相場から乖離している可能性があります。長期入居者の賃料が高く、新規入居者の賃料が低い傾向に注意しましょう。
特定の時期に入居が集中している場合、入居率の偽装の可能性があります。自然な入居パターンかどうか、慎重に確認する必要があります。
同一法人による多数の部屋の借り上げは、一見安定しているように見えますが、一斉退去のリスクも高まります。法人名と借上げ戸数を必ず確認しましょう。
現在の入居率だけでなく、空室の継続期間も重要です。長期空室の原因を把握し、改善の余地があるか見極めることが大切です。
空室部分の想定賃料が高すぎると、実際の収益は期待を下回る可能性があります。周辺相場と比較し、適切な想定賃料かどうか確認しましょう。
預かり敷金の金額と、返還義務の有無を確認することが重要です。売買価格に含まれているか、別途精算されるかによって対応が変わってきます。
普通借家契約か定期借家契約か、更新料の有無など、契約条件の詳細を把握することで、将来の収益性をより正確に予測できます。
レントロールは物件の”健康診断書”とも言えます。これらの注意点を押さえることで、物件の真の価値を見極め、リスクを最小限に抑えた投資判断が可能になります。