コラム記事

プロも使う!不動産投資成功の要となる5つの指標

公開日 2025年7月22日

最終更新日 2025年07月29日

タグ:不動産投資の基本

不動産投資において、適切な投資判断を行うためには、客観的な指標の理解と活用が不可欠です。今回紹介するのは、特に重要な5つの指標

1.表面利回り

最も基本的かつ一般的な指標です。年間の想定家賃収入を物件価格で除して算出します。計算が容易で物件間の比較に適していますが、維持管理費用や空室リスクを考慮していないため、実際の収益性とは乖離があることに留意が必要です。

2.実質利回り(ネット利回り)

表面利回りから維持管理費用や想定される空室損失を差し引いた、より実態に即した指標です。純営業収益(NOI)を物件価格で除して算出します。実質的な収益力を把握するのに適しており、長期的な投資判断には欠かせません。

3.総収益率(FCR: Free and Clear Return)

純営業収益(NOI)を投資総額(物件価格+取得諸経費)で除した値です。物件取得に関わる全コストを考慮するため、「真の利回り」とも呼ばれます。FCRは投資の実質的な効率性を測る上で極めて重要な指標といえるでしょう。

4.ROI(投資利益率)

年間キャッシュフローを投資総額(自己資本+借入金)で除した値です。投資効率を測る汎用的な指標として、不動産投資以外の分野でも広く使用されています。レバレッジ効果を考慮した実質的な投資パフォーマンスを評価できます。

5.IRR(内部収益率)

投資期間全体のキャッシュフローを現在価値に換算し、正味現在価値(NPV)がゼロとなる割引率を求めた指標です。金銭の時間的価値を考慮でき、長期的な投資パフォーマンスを評価する上で非常に有用です。ただし、計算が複雑なため、専用のソフトウェアやスプレッドシートを活用することをお勧めします。

これらの指標は、それぞれ異なる側面から投資の収益性や効率性を評価します。単一の指標のみに依存するのではなく、複数の指標を組み合わせて多角的に分析することで、より精度の高い投資判断が可能となります。

また、各指標には特性や限界があるため、投資目的や期間、リスク許容度などに応じて適切に使い分けることが重要です。さらに、マクロ経済動向や地域特性などの定性的要因も考慮に入れ、総合的な判断を行うことをおすすめします。

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