コラム記事

DIYは危険?中古戸建リフォームで絶対押さえるべき5つのコツ

公開日 2025年7月22日

最終更新日 2025年7月29日

タグ:大家さん必携の知識

最近、中古戸建てをDIYでリフォームして高利回りを目指す投資家が増えています。YouTubeやSNSで華々しい成功例を目にすると、誰もが「自分にもできる!」と思ってしまいますよね。

しかし、安易に始めると思わぬリスクが待っているかもしれません。今回は、中古戸建リフォームで押さえるべき5つのコツをお伝えします。

法規制を確認する

DIYといえども、電気・ガス・水道工事には資格が必要です。例えば、ガスコンロの設置や電気配線の変更は素人では危険です。違法工事は事故の原因になるだけでなく、罰則の対象にもなります。必ず専門家に相談し、自分でできる範囲を明確にしましょう。

工期を現実的に見積もる

DIY初心者の場合、プロの2〜3倍の時間がかかることも珍しくありません。「休日を使って1ヶ月で終わらせる」と思っていたのに、半年経っても完成しない…なんてことも。長期の空室は家賃収入の機会損失につながります。時間に余裕がない場合は、プロに依頼するのも賢明な選択肢です。

品質にこだわる

壁紙の継ぎ目が目立つ、床材の端が浮いている、塗装がムラになっている…。見栄えの悪い仕上がりは入居率低下の原因になります。2020年の民法改正で「契約不適合責任」が導入され、借主の権利が強化されました。自信がない作業はプロに任せ、できる範囲で少しずつ腕を磨いていきましょう。

コストを正確に把握する

材料費や工具代はもちろん、失敗による追加費用、駐車場代、清掃費なども考慮しましょう。安易なDIYが高コストになることも少なくありません。プロに依頼した場合との総コストを比較し、本当に割に合うのか冷静に判断することが大切です。

入居者目線で考える

こだわりすぎた個性的な内装は、かえって入居者のニーズから外れる可能性があります。例えば、天井に蓄光塗料を塗って星空を演出するのは素敵ですが、子育て世帯には不安材料になるかもしれません。一般的な需要を意識し、幅広い層に受け入れられるデザインを心がけましょう。


DIYは楽しく、コスト削減にもなりますが、リスクも伴います。自分の技術と時間を考慮し、プロの力も借りながら進めることがポイントです。

監修者

越川直之

越川直之

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株式会社フィリアコーポレーション代表取締役の越川直之です。
当社は空き家や再建築不可物件、共有持分など、一般的に売却が難しい不動産の買取・再販を専門とする不動産会社です。 これまでに1000件以上の相談実績があり、複雑な権利関係や法的・物理的制約のある物件にも柔軟に対応してきました。 弊社ホームページでは現場経験に基づいた情報を発信しています。
当社は地域社会の再生や日本の空き家問題の解決にも取り組んでおり、不動産を通じた社会貢献を目指しています。

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